緑 岳〜白雲岳避難小屋 -みどりだけ〜はくうんだけひなんごや- （標高 ２０１９．５ｍ） （大雪高原温泉コース）
〜 クモイリンドウを見に行こう編 （８月） 〜
国道３９号線から国道２７３号線に入り、トンネルを抜け「銀泉台」への入り口を通り過ぎると「大雪高原温泉」の標識がありますので、ここで右折して林道を進むと終点が「大雪高原温泉」です。 ※ 駐車場は無料でトイレ付きです。（ペーパーなし） 山荘前の広い駐車場に車を置き、登山口手前にある「森林パトロール高原事務所」で登山届けに記入して出発します。
登山口を過ぎてから、ちょっと急な登りの道を進んで行くと「見晴台」の標識があり、忠別岳などが見えてきます。新しく整備された階段を登り、二ペソツ山や石狩岳など後ろの展望が開けてくると台地に出て道も緩やかになります。 所々に敷かれた木道を歩き、前方に緑岳も見えて来るとお待ちかねの「第一お花畑」です。
チングルマが咲き誇る「第一お花畑」を過ぎ、エゾコザクラやアオノツガザクラの群落に歓声を上げたり、まだ雪の残る道を歩いたりしながら進んで行くと「第二お花畑」です。
お花を眺めながら緩やかな道を歩いていくと緑岳の山頂部もだいぶ近づき大きく見えています。崩壊地 （と言っても、特に危険な場所ではありません） を過ぎてから、ハイマツの中をしばらく進んでから緑岳への登りとなります。この登りの手前にはスペースがあり、ちょうど良い休憩場所になっています。 （図★）
岩に書かれたペンキの矢印を目安に岩れきの斜面を登って登って登って行くと、緑岳山頂に到着です。 緑岳山頂からは高根ヶ原やトムラウシ山、ニペソツ・石狩岳や白雲岳などなど、素晴らしい眺めが広がっています。白雲岳の麓には、これから向かう「白雲岳避難小屋」も小さく見えていますよ。
さて、今回のお目当てはクモイリンドウです。緑岳で展望を楽しんだあとは、白雲岳避難小屋までお花を楽しみに向かいましょう！
緑岳山頂から広々とした尾根を小泉岳に向かって緩く下って行きます。見た目の印象とは違ってここもお花が多い道です。クモイリンドウもポツポツ咲いていて、おぉ！っと嬉しくなります。 少し進むと小泉岳と白雲岳避難小屋との分岐がありますので、ここを左に折れて下って行きます。
分岐から下って広い雪渓を渡り、ハイマツの道を抜けると白雲岳避難小屋はもう目前です。 到着した白雲岳避難小屋の周りはちょっとしたお花畑となっていて、ちょうどクモイリンドウが満開でした。ただ、ここの群落ぶりは登山道の咲きとあまりにもギャップがあって、ちょっとビックリしてしまうかも？ （私達はしました）
※ 白雲岳避難小屋手前の広大な雪渓は所々に印はついていますが、ガスると視界が一気になくなり方向が全く分かりません。悪天時は非常に迷いやすいので十分注意が必要です。
（撮影登山日 ２００５年 ８月 １４日）
