笹山～元山のパノラマ写真集（４）

■　姉は去年のうちからＧＷにここに来る事を決めていたようです。へいへいへい、ワシらはどこでもついて行きますよん、山行についてはチミに全て任せたぜーーぃ。　ということで、遠出で初めて登る山です、念のため国道からの入り口付近の地形図を印刷して江差に向かいました。

　・・んん？　そろそろ国道から曲がらなきゃいけないんだけど・・・・これなら行き過ぎちゃったなぁ。そこでＵターンして戻って！（補足しておきますが、ナビゲーターはわたくし妹でございます）　んんん？　いや、これならまた行き過ぎちゃったな、あー目印がないからどこだか分かんないよ～～～。とナビが嘆くと、姉が「地図じゃなくガイドブック見た方がいいかもね！後ろのバッグに入っているから取ってくれる？」と、後部座席の父に頼みました。

　ガサゴソガサゴソ、「・・・バッグってこれか？本なんて入っていないぞ」　と父が言います。　はぁ～～～？ガイドブックも探せないほどボケてしまったかと、バッグごと譲り受けて今度は妹が探しました。　ガサゴソゴソ、で、結論は「・・・入っておりません！」です。　はぁ～～～？そんなバカな、ちゃんとバッグに入れてきたはずだと最後に当人の姉が探しましたが、もちろん入ってないものは誰がいくら探してもあるはずございません。

　さて皆さん、ここでもう一度最初の一行を読み返してみましょう。　「山行についてはチミに全て任せたぜーーぃぜーーぃぜーーぃ」（フェードアウト）　そうです、この言葉どおり、山行は姉に任せっきりで私はガイドブックさえ開いちゃいないのです。　もうこの時点で妹は、ボン！「はい、完全に消えた！」状態でございます。

　「川を越えて曲がるんだぞ！」とうろ覚えの父と地形図で、とりあえず曲がってみたところで入り口は合っていたようです。　よしよし、ちょっと最初で躓いたけど、入り口が分かって良かったね！と、気分を取り直して突き当たったところは、神社の鳥居と手前で左右に分かれる二股の道でございました。

　一度消えた妹でも「笹山～元山」は神社絡みの山だという認識くらいは持っています。「登山口は右・左どっち？それともこの鳥居から入るの？」と、超素朴な疑問を問いかけますが、嬉しいことに答えられる者は誰一人おりません。（みんな似たようなもんだったのです）　それでも左の方に「笹山参道入口」だったか何かそれらしい看板があったので、とりあえず左に曲がって進んでみることにしました。

　道は結構奥まで続いているようです。そのうち道はデコボコとちょっと荒れた感じになってきました。「登山口まで結構長いの？こんなに荒れた道通って行くの？」と、またまた素朴な疑問を問いかけてみましたが、もちろん返ってくる言葉なんかありゃしません。　不安になってきた姉も、「いやぁ～～なんか違う感じだね～～」　父も、「左に曲がるんじゃなく、右だったんじゃないのか？」との結論に達し、またＵターンして右に行ってみることにしました。

　もうね、この時点でダメダメです。右に行ってみても行き止まりでした。しまいには二股の鳥居のところから入るんじゃないの？と、車から降りてウロウロウロ。ダメダメに輪が掛かった状態、３人揃って大マヌケです。早朝立ちも空しく、時間だってアホのようにロスしてます。　でも御稲荷さまは私達を見捨てはしなかった？ちょうどそこに「笹山さんに登る」という地元の方が通りがかって、登山口を教えていただけたのでございます。あーーえがった、えがった、本当に助かりました。

■　まず、初めて登る山のルートを、言いだしっぺの人間がザっとしか把握していなかったはいただけません。しかもよりによって、いや、そういう時に限って！ガイドブックを忘れるなんてーのは救いようがありません。（バッグに入れようとした時、お・そうだと、わざわざページに付箋を貼ってから、プリンターの上に置いて出掛けたようです）　ちなみに、笹山山頂ってあの稲荷神社のところだったのか～～！と認識したのは、家へ帰ってガイドブックを見た時だったなんて、はじゅかちくて絶対に言わないからね。

	ううっ！　風が強おいっ！


元山山頂



	イワナシ

写真もいっぱい撮ったし　下りましょう！