幌尻岳 （標高 ２０５２．４ｍ） 〜 戸蔦別岳 （標高 １９５９ｍ） 【１泊２日 縦走 】 （額平川コース）
-ぽろしりだけ- -とったべつだけ-
（１日目） 林道ゲート（P） 〜 取水ダム 〜 幌尻山荘
国道２３７号線を日高町から平取町へ向かって走り、振内の手前あたりにある「幌尻岳登山口」の大きな案内板で左折します。
舗装された道路を走り、豊糠にある案内板に従って左手の林道に入ります。林道をしばらく走ると砂利道になりますが、道はかなり良い
ほうだと思います。林道には何ヶ所か分岐がありますが、標識がありますので見落とさないようにすれば問題ありません。
長〜い林道を奥へ奥へと走って行くと、ゲートのある登山口です。（入林ボックスあり）
※ ゲート前は作業車などが通る為、駐車禁止となっています。林道脇のスペースに邪魔にならないよう
車を止めましょう。
※ 今回は、幌尻山荘泊で、「幌尻岳〜戸蔦別岳」を縦走しました。 幌尻山荘の宿泊は、
平取町山岳会（平取町役場内） TEL： ０１４５７−３−３２１１ で事前に予約が必要です。（一人 １，０００円） 尚、山荘前のテント泊は禁止となっています。
ご注意！ この山行の２週間後、平成１５年 ８月 ９〜１０日の台風で日高方面に膨大な被害が出ています。林道や橋なども壊滅的に崩れてしまった為、こちらのコースからの登山は当分出来なくなってしまいました。詳しくは関係各所にお問い合わせください。
さて、ゲートからは林道歩きですが、1年ぶりに背負った縦走装備のザックが結構堪えます。 （幌尻山荘までは沢の渡渉が何度もありますので、転んで濡れては大変だとザックの中身をビニール袋で何から何まで完璧に包み込み、当初予定の２泊３日分の
食料と水を持ったのでかなり大きくなってしまいました。 林道では下山してくる方々と結構お会いしましたが、皆さんの
ザックは何故かとても小さくて、すれ違ってから不思議で何度も後ろを振り返ってしまいました。 山荘で汲めるから水は余計だったのかな？） でかいザックで緩やかな起伏の林道を５ｋｍほど歩くと、取水ダムに到着です。
取水ダムからは右岸沿いの道を進みますが、梯子や岩場をへつったりする所もありますのでやや注意が必要です。
沢沿いの道を４０分ほど歩くといよいよ渡渉ポイントです、ここで登山靴をザックにしまい渓流シューズに履き替えました。
（このところ雨は殆ど降っていません。心配していた沢の水量も非常に少なく、少ないところは
足首の上、多くても膝が浸かる程度でした。 もちろん私達は短足の豚足です！）
渡渉を３回繰り返すと四ノ沢出合です。心洗の滝を眺めて気持ちを引締め、テープなどを見落とさない
ようにしながら、渡渉を引き続き繰り返し進んで行くと、やがて額平川越しに幌尻山荘が見えてきます。
２階建ての幌尻山荘には、トイレ・水道（台所） ※ 水は沢から引いていますがそのまま飲んでも大丈夫だそうです。でも心配な方は煮沸してから飲んで
下さいと言っていました。 ・ストーブ・毛布（一人一枚支給）があります。 管理人さんに山荘の使用料（１泊、１，０００円）を支払い、六ノ沢の様子などを聞き、
寝床を確保して夕食を食べ明日の用意をしていると、管理人さんが自家発電で電気をつけてくれました。消灯は７時ですので、準備を整え、さぁ、明日に備えてゆっくり休みましょう。
※ この日は全部で３０人ほどの方達が宿泊されていました。１階は私達を含め１０人くらいでしたので、かなり余裕で寝られたと思います。 当初は２泊の予定でしたので、管理人さんに使用料を支払う時、明日の分もまとめて払った方が良いか？と
尋ねると、「支払いは明日でも大丈夫。明日も今日と同じくらいの人数で、酔って忘れてなかったら２人分の寝床は確保して置きます。」とのじつにお優し〜いご返事でしたが・・・さて、その言葉、信じてよいのでしょうか！？乞うご期待！
※ ご存知の通り、額平川は大雨が降った後など、沢が増水して下山できない場合もあります。天候判断など慎重に行い、無理な入山は決してしないよう十分注意してくださいね。
（撮影登山日 ２００３年 ７月 ２７〜２８日）
