春香山（オーンズコース）のパノラマ写真集（３）

■　小樽へはいつも高速を利用しています。　江別からだと、途中で一旦料金を払わなきゃならないのですが、そこは「札幌Ｉ.Ｃ.」の出口と二股になっていて確かにややこしい場所でもあるのです。が、高速はもう何度も何度も利用しています。にも関わらず、姉は「え？どっち？どっち？」と必ずのように迷って、何故か違う方向へ進もうとするのです。

　今回ももちろんそうで、「左じゃ、ボケ～～～っ！」と優しく一喝して無事通過、オーンズへは「銭函Ｉ.Ｃ.」で降ります。ここは初めて利用したのですが、出口後の標識には、直進が国道５号線、右へは確か石狩とか何とか書いてあったような気がしました。まぁ細かい事はともかく、国道へは直進するようです。

　と、姉はおもむろに右折します。　「あれっ？ここ直進じゃないの？」と慌てて聞くと、「国道へは５０メートル先で右折、って看板があったよ。」と自信たっぷりに説明してくださいました。　「あ・そうなの？」　私もハッキリと標識を見た訳ではなかったし、姉の詳細に断言されたお言葉を信じ、そのまま右折していきました。

　・・・・・・・・・。

　逆です。　ど～～～見ても方向が違います。姉は一体どんなバ看板を見たのでしょう？いや、きっと何かの勘違いだったのかもしれません。　「やっぱり直進じゃんかよ、ボケ～～～っ！」と、また優しく一喝し、方向を修正してオーンズの広～～い駐車場に無事到着です。

　車の中で身支度していると、おや？袋の中に妹の帽子が見当たりません。てゆーか何も入っていないのです。「あれー？忘れちゃったか！？？」と、一瞬ドキッとしましたが、ふっ・・と隣の姉を見ると、ヤツは自分の帽子を膝の上に乗せ、妹の帽子を被っていました。

　・・・・・・・・・。

　さすがにこれは心配になり一喝するのは止めておきましたが、人間って歳を取るとここまでボケるのでしょうか？　将来に不安が残ります・・・。

■　さて、気分を入れ替えて出発です。

　駐車場からゲレンデまで階段状の雪面を降りてスキーを履きました。　準備完了「じゃ、行きますか！」と、出発時刻を書こうとウエストポーチに手をやりましたが、何だか腰周りが妙にスカスカしています。目線を下げるとウエストポーチがありません。ウエストポーチがないって事は、メモ帳もデジカメも時計も水も全部車の中に置いてきてしまったという事です。

　「あ・失礼、忘れちゃった。」と、スキーをまた脱いで、そそくさと恥ずかしげに階段を登り返す、華麗な妹でございます。こりゃ将来は安泰ですな。わっはっは。


日本海を背負って山頂へ向かいます

春香山山頂



春香山山頂にて　左から定山渓天狗岳～白井岳～余市岳



春香山山頂から　　石狩湾、銭函天狗岳 (中央）～手稲山（右）

定山渓天狗岳～白井岳（右）、左奥には薄っすらと札幌岳かな？



最後はスキー場をシュー！