カムイヌプリのパノラマ写真集（２）

■　登りで登山届けに記入していると、ふと目に留まるお名前がありました。　その方、数日おきに登りに来ていらっしゃるようで、とにかくページ開く度その方のお名前を何個も何個も拝見できたのです。　「わっすごいねーー、よく登っているねーーー。」

　でも目に留まったのは、名簿の記入数だではございません。その方、私達と同じ名字の方だったのです。　仮にお名前を「○○さん」としておきましょう。たくさん登られている方が私達と同じ名字というのがちょっと面白かったので、「○○さんですか？私達も○○ですぅー。」などと高尚な会話を何度かしながら登って行きました。

　で、下り。　あれは７～８合目くらいだったでしょうか、下りでこの日初めて後続の方とすれ違いました。登って来たのはソロの男性です。挨拶後、父が「かなりの歳の人だぞ。」と言っておりましたが、そう？私的には父よりもずーっと若く見えたのだけれど。

　で、またまた下り。　あれは４～５合目くらいだったでしょうか、先ほどすれ違ったソロの男性が早々ともう下りて来られました。こういう方ってあれですね、タッタッタっと下りる姿もじつに身軽ですよね。　私達が登山口に着くと、その男性は身支度を整えてちょうど帰られるところでした。「お先に」「お疲れさまです」と最後の挨拶を交わし、すぐ横の登山届けに下山の記入をしていると、隣で見ていた姉が、「あっ、あの人○○さんだ！」と言いました。

　見ると、私達のすぐ下に○○さんの名前がありました。そう、同じ名字が２つ上下に並んでいたのです。　へーーすっごーい偶然～～～。きっと ○○さんも記入する時に「あ、○○さんだ」と思っていたかも知れませんね。　しかもその○○さん、なーんと父よりも１つ年上の方でした。　ううっ！わっかーーーい。１００％絶対見えない。マジ驚異。身のこなしも凄すぎ！

　父もなかなか凄いと思うけど、それなりに体力はガタガタ落ちてきているし。見た目も結構老けて見えるから、どこから見てもホンマもんの老人だもんね。それに比べると○○さんの若さは本当に御立派です。　というわけで、○○さん（父） ○○さん（姉） ○○さん（ワシ） ○○さん（○○さん）と、一時的に○○さんだらけのカムイヌプリでございましたとさ。　　- 完 -


太平洋や室蘭の街を眺めながらカムイヌプリ山頂へ

カムイヌプリ山頂

縦走路の奥に見える室蘭岳　（左にちっちゃく白鳥大橋が見えています）



中央に見えているのは来馬岳　あとは・・・雲に隠れていますね

この地域だけ雲が多かったけど、まずまず満足の山行でした　（正面は幌別ダム）
ギンリョウソウモドキ